鈍る空色


15歳の年に一度だけ変な夢を見た

朧気に浮かぶ不気味なお城

見たことの無い長い廊下

不気味な兵士の鎧

気持ちの悪い絵画



それはどれも曖昧でいて恐怖を植え付けた

だが所詮は夢

興味をそそるには十分なだけの出来事に過ぎない

だがそんな時

闇が似合う男に出会った

「まだ早い」

低い声音は耳では無く脳裏に響く

「死んだら迎えに行く、その時まで天命を全うしろ」

何のことだかさっぱり分からず首を傾げる

「それからお前は少し痩ろ、見るに堪えん」


男の醜く歪む唇は
麗美でいて冷酷なモノに見え


覚醒する頭は酷く憤慨する気持ちで隣を見れば


そこでは祖母が静かに息を引き取っていた



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